【電験三種 独学体験記2】文系素人の独学勉強方法はYouTube

資格取得


文系ド素人が電験三種に挑戦しています。
私のように専門的な知識はないけど、これから電験三種に挑戦しようかと考えている方の参考になればと思い、学習状況を発信していきます。
挑戦中の身なので偉そうなことは言えませんが、文系出身の方も一緒に頑張りましょう!

【追記】令和2年の試験で合格することができました。

資格取得までのスケジュール

5月に受験を決意しましたので、試験日の9月1日までの準備期間は4か月です。
この間に4科目を合格レベルにするのは、まず無理そうです。

電験三種には科目合格制度がありますので、まずは理論1科目のみの合格を目標に設定しました。

理論は他の3科目を学習する上でも基礎となる内容なので、理論を受験してみて全く歯が立たないようだったら、電験三種の資格取得は諦めることにしました。

文系人間の勉強方法

今まで取得した技術系資格と同様に、市販のテキストを使った独学で勉強を開始してみます。

まずはテキスト選びです。ネットで情報を入手してから大型書店に行き、テキストを物色します。
電験三種のテキストは数多くありますが、高校で物理をやっていない文系人間に理解できそうなテキストはありません。

ネットで評判がいいテキストを見ても、内容を理解するのが困難です。
そもそも畑違いの文系人間が取得する資格ではないので、当然なのですが・・・。

唯一、理解はできなくても読みやすそうなテキストは、数学の基礎でもお世話になったこちらのテキストだけです。

みんなが欲しかった! 電験三種 理論の教科書&問題集▼

 

平易な文章やイラストで読みやすくなっていますが、内容は電験三種です。
テキストを読んで、付属の問題集を解いていきますが、なかなか学習が進みません。

改めて、第二種電気工事士の理論問題が理解できたくらいで調子に乗っていた、自分の愚かさに気づかされます。

YouTube動画の活用

開始早々、独学での挑戦を諦めかけましたが、こちらのYouTube動画の存在を知って思いとどまることができました。

電験合格さんのYouTube動画▼

 

こちらの動画は、電験三種の全科目を体系的、網羅的に学習できる内容で独学者には大変ありがたい存在です。

実際に行われている講義を撮影したもので、教鞭を執る先生のスキルが高く生徒への教え方に無駄がありません。

なかなか理解が進まなかった理論の学習も、動画で基本的なことを押さえてからテキストと問題集に取り組んでいくことで、着実に進めるようになっていきました。

合わせて数学や物理の基本を理解するために活用したのが、こちらの動画です。

映像授業TryItさんのYouTube動画▼

 

CMでおなじみの家庭教師のトライが開設しているチャンネルです。
中学生、高校生向けに作成された学習動画で、単元ごとに要点を分かりやすく解説してくれます。

電験三種の学習に必要不可欠な三角関数や複素数、電界やエネルギーなどについての基礎的な知識はこちらでカバーしました。

どちらの動画も無料で公開されています。
YouTubeではその他、英語学習などの学習系の動画も数多くあり、意欲さえあれば様々なことが無料で学べる環境にあると実感しました。

過去問購入

YouTube動画とテキストを使った学習を毎日行った結果、学習開始から2カ月ほど経過した7月上旬には、理論科目についてのインプット学習が何とか一通り終わりました。
ただし、合格レベルには程遠いため、これからは問題演習を行うアウトプット中心の学習に切り替えます。

そのための問題集として、テキストに合わせたこちらを購入しました。

みんなが欲しかった! 電験三種の10年過去問題集 ▼

 

過去10年分の試験問題が、丁寧な解説付きで記載されています。

過去のものから順番に問題を解いていくと、年々問題が難化していくのがわかります。
電験三種は過去問の焼き直しがないため、同じ内容の知識を問う問題でも、毎回問題が異なります。なので、上辺だけの知識では歯が立たず、合格にはどのような問題が出題されても解答できる本質的な理解が必要です。

私の場合、インプットした知識もあやふやなので、解答を見て確認した問題も翌日には解けなくなっていることがほとんどでした。

この時期「これまでの2か月間の努力が無駄になりそうだなぁ…」と落胆したのを覚えています。

また、文系人間は理系の問題に慣れていません。具体的な数値が出ている問題は解けても、数値が文字に置き換わると混乱して解けなくなる。これも文系人間あるあるだと思います。

それでも毎日問題を解き、基本事項をテキストで確認することを続けていくと確実に力は付いていきます。力が付く一方で苦手な部分がわかってきます。
私の場合はコンデンサと電子回路でした。どちらも基本的な問題はわかるのですが、少し捻った問題がでるとお手上げです。結局、試験本番まで苦手は解消されませんでした。

2科目目に手を出す

過去問で学習を始めてから1か月、簡単な年の問題であれば合格ラインまで到達するようになっていきました。

残り1か月をどう過ごすのか。

普通に考えれば、当初の目標通り理論科目を全力で仕上げて試験に挑むと思うのですが、夏休みも1週間取れたので、ダメもとで2科目目の法規に挑戦することにしました。

法規は年によって難易度が大きく変動するため、毎年合格を狙って受験したほうがいいとのことです。

1か月でやれるだけのことはやっておこう。そう思い、YouTube動画とテキストでの学習を開始します。

みんなが欲しかった! 電験三種 法規の教科書&問題集▼

 

電験三種の法規はその名の通り、電気に関する法律について出題されます。
法律なら文系人間でも大丈夫だろうと思うかもしれませんが、電験三種の法規には計算問題が30%~40%出題されます。さすが電験三種です!

法規の学習を開始してから気が付いたのですが、知識問題、計算問題ともにその他の3科目、理論、電力、機械の知識が必要です。
理論しか勉強していない初学者が1か月でどうにかなるものではありませんでした。

それでもテキストと過去問10年分は1周勉強してから試験に挑みました。

まとめ

電気素人の文系人間が始めた電験三種への挑戦。
ここまで3か月間、毎日勉強をしてきました。

何とか試験に挑戦できるギリギリのレベルに到達できたかな?

あとはこの3か月の努力が実を結ぶよう、試験で実力を出し切ってくるだけです。

余談ですが毎日の勉強を習慣化できたのも、以前の記事で紹介したように、お酒をやめたことによるメリットという気がします。

ビール

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▼電検三種 独学体験記3▼

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