ITパスポート【独学体験記】難易度と勉強時間

ITパスポート


文系オジサンが独学で技術系資格に挑戦しています。
今回はITパスポートを受験してきましたので、その様子をまとめておきます。

ITパスポート 概要

ITパスポート試験は、ITに関する基礎的な知識の習得を客観的に証明できる国家資格です。

ITを利用する全ての人が備えておいた方がよい知識を、ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系の3分野から幅広く網羅的に学習できます。

上位資格に当たる情報処理技術者は、ITエンジニアが備えるべき専門知識が問われますが、ITパスポートはその名の通り、IT社会で生活していく上での通行許可証的な位置づけです。

私のようなIT業界ではない文系事務職のオジサンが、一通りの知識を身につけるのにちょうどいい資格です。

こんな方におすすめ

  • 非IT業界、非IT部門で働いているが、ITを使って業務を行っている方
  • 新入社員やこれから社会に出る学生の方
  • この資格をきっかけに、更に上位資格を取得してIT業界で活躍したい方
  • 最新のIT技術の動向について知りたい方

試験実施機関:IPA 情報処理推進機構
受験資格:なし (誰でも受験できます)
受験手数料:5,700円 (2022年4月からは7,500円)
実施時期:CBT方式により随時
出題形式:四肢択一式 100問
合格基準:総合で60% かつ 3つの分野別にそれぞれ30%以上
合格率:50%程度
Webサイト:iパス ITパスポート試験

私の主観による難易度と勉強時間

難易度:2.5 out of 5 stars (2.5 / 5) 普通

勉強時間:1か月半で約70時間

受験の動機

新たな仕事で、情報セキュリティ分野の業務に携わるようになったことが、そもそものきっかけでした。

私の仕事は業務に付随する規定の作成で、ITの知識がなくても十分に対応できる内容でしたが、一通りの知識があった方が、一緒に仕事をするIT分野のビジネスパートナーとの意思疎通がしやすいと思い、勉強してみることにしました。

氷河期世代とIT技術

就職氷河期世代の私は、学生時代にポケベル、その後の携帯電話、パソコン、インターネット、スマホとIT技術の変遷と共に、社会人生活を送ってきました。

ITに関する知識は、主に学校を卒業してから、その都度習得しているため、全く分からなくはないけれど、何となくの知識でこれまでやってきたのが現状です。

今回、IT分野の方とお仕事が、今までの断片的な知識を整理し体系的な知識を身につけるいい機会になりました。

勉強方法

試験はCBT方式で随時行われています。

私は準備期間を1か月半に設定し、試験申し込みと同時に勉強を開始しました。

出題範囲は主催者が公表しているシラバスからなので、まずはシラバスをダウンロードして一通り目を通してみます。

わかってはいましたが、シラバスには出題範囲の細目と用語が記載されているだけで、詳細な説明はありません。
「出題範囲を示すから後は自分で調べて勉強してね」といった感じです。

ということでテキスト選びです。
受験者が増えている資格だけに、さまざまなテキストが存在します。

その中で私が用意したテキストはこちら▼

「みんなが欲しかった!ITパスポートの教科書&問題集」


電験三種の試験でお世話になった、みんなが欲しかった!シリーズです。

このシリーズの特徴は、初心者にもわかりやすい平易な文章で、図やイラストが多く、フルカラーで読みやすいということです。

スマホアプリを使った学習にも対応しています。

この他にも初心者向けの参考書がいくつもありますので、自分に合うものを選ぶことができます。


但し、出題範囲を示すシラバスは随時更新されますので、しっかりと確認をしてテキストを選ぶ必要があります。

私の行った勉強方法はいたってシンプル。テキストを読んで問題を解くだけです。

スマホでもテキストに記載されている問題を解くことができるので、スキマ時間にはスマホをポチポチしていました。

また、ホームページには過去問が多数用意されていますので、問題を解くアウトプットを多くして記憶の定着を図ります。

以下、それぞれの分野についての私なりの感想です。

ストラテジ系

一見すると、ITとは関係なさそうな企業活動や組織について学習します。

これまでの社会経験で何となく理解してきた知識が役に立ちます。

また遥か昔、大学で受けた経済学やマーケティングの講義が思い出されました。

そして、ITパスポートの学習全般に言えますが、アルファベット3文字の用語に苦しめられます。

マネジメント系

システム開発、運用について学習します。

システム開発などしたことがない文系人間にはイメージしにくく、用語を覚えるのも一苦労です。
学習範囲が狭いのがせめてもの救いです。

テクノロジ系

コンピュータの基礎、システム、様々な技術要素について学習します。

文系人間の私にとっては、まさにITの勉強をしているという実感がありました。
今まで何となく聞きかじっていた用語から、全く初めての用語まで、とにかくたくさんの新しい知識を身につけなければなりません。

試験当日

今まで受験した技術系資格とは受験者層が明らかに異なり、20代30代と思しき若い方や、女性が多い印象でした。

CBT方式の試験の為、私が受験した会場では、20名ほどの受験者が各自パソコンの前に座って試験を受けます。

試験時間は2時間、問題数100問の試験です。

問題の印象は、テキストや過去問で学習した内容が6割、それ以外の全く新しい知識や用語が3割、論理的思考を要するものや計算問題が1割といった感じです。

全く新しい知識や用語についての問題も、消去法で2択くらいまで絞れましたので、過去問とテキスト学習で合格レベルの知識は身につくと思われます。

試験時間の2時間は、ギリギリというわけではないけど、十分な見直しをしている時間はないという印象です。

計算問題の中には時間をロスするものがあるので、解法がすぐに思いつかないものは、一旦パスして、余った時間を使って解く方がよさそうです。

時間前に試験が終了すれば途中退席もできますが、一緒に受験した方の中で途中退席した方は数名でした。私を含め、ほとんどの方が終了時刻まで試験を続けていました。

試験時間が終了すると試験結果が画面に表示されます。筆記具の持ち込みができないので、控えを取ることはできませんが、ここで合否の目安となる点数を確認することができます。

帰宅後、受験の申込を行った主催者のサイトを確認したところ、試験後に表示された試験結果レポートを見ることができました。

私の結果は以下の通りでした。

総合評価点:860点

分野別評価点 ストラテジ系:770点
       マネジメント系:1,000点
       テクノロジ系:865点

合格基準点を超えていますが、正式には後日の合格発表を待たなければなりません。

合格発表

試験はCBT方式で随時行われているため、合格発表は受験年月単位で翌月にWEBで発表されます。

結果は合格。

ちなみに私が受験した2021年12月の合格率は49.1%でした。

おわりに

この資格の勉強を通じ、受験の動機で記した新規業務でのIT分野の方との意思疎通が思った以上にうまく取れて、当初の目的を十分に果たすことができました。

知識そのものよりも、業務受注にあたりITの知識を少しでも吸収しようとした私の姿勢を評価していいただいたようです。

今まで何となくで理解していたITの知識も、体型的に理解することができました。
また、最新のIT用語やIT技術も知ることができ、IT分野のこれからについて、興味を持つきっかけにもなりました。

この資格は名称どおり、まさにITを活用していくためのパスポートです。
就職や転職に有利になる資格というわけではなさそうですが、これを入り口として身の回りにあるIT技術に関心を広げることで、ITリテラシーが向上しIT社会の中で生活をしていく知恵を身につけることができるはずです。

私のように学校でIT教育を受けていない世代には、特におすすめしたい資格です。

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